お知らせ

京フィルミュージックパートナー栁澤寿男氏が「令和6年度日本国外務大臣表彰」を受されました。

2024.08.04

京フィルミュージックパートナーの柳澤寿男さんが【令和6年度 日本国外務大臣表彰】を受賞されることとなりました。受賞理由は、「日本とコソボとの相互理解の促進。コソボ独立前からのオーケストラ育成、また西バルカン地域での民族共栄への功績」とのことで、17年間に渡り、コソボフィルハーモニー交響楽団と数々の作品を初演し、ともに戦後の文化史を築き上げ、10年前には日本からの楽器文化無償援助の実現もありました。表彰式は9月27日のコソボフィルハーモニー交響楽団定期演奏会(マーラー:交響曲第1番「巨人」)の当日、現地で行われる予定です。

柳澤さんからのコメントです。
多くのみなさんのご尽力とご支援を賜り、西バルカン地域での活動を続けることができ、今回の受賞となりました。誠にありがとうございます。旧ユーゴスラヴィア各地民族紛争により、コソボフィルハーモニー交響楽団をはじめとした、各地オーケストラは民族対立によりモノエスニック(単民族)オーケストラへと変貌を遂げました。西バルカン地域の民族融和、民族共栄を願ったオーケストラ・バルカン室内管弦楽団を立ち上げ、世界各地でWorld Peace Concertを行うなか、昨年2023年11月には京フィルとの京都公演を行いました。ニュートラルな立場となる日本人演奏家である京フィルとの共演は、対立を続ける西バルカン諸民族を繋ぐ貴重な機会となりました。また近い将来、京フィルとの新たな公演・文化交流が実現しますことを願っています。

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